Case
実績紹介
自治体向け文書管理システムにお...
自治体向け文書管理システムにおけるAIエージェント機能の開発
Polaris.AIは、既存の自治体向け文書管理サービスに対して、生成AIを活用した検索・作成支援機能の実装および本格導入を支援しました。
PoC段階での検証結果を踏まえ、AWS Bedrock Flowsを用いたLLMワークフロー型のシステム構築を実現し、文書業務の効率化と実務現場への適合を両立させました。
本プロジェクトの背景と課題
自治体業務における文書管理は、高度に定型化されている一方で、生成AIをどこに・どのように活用すべきか、その具体的な適用範囲は明確になっていませんでした。
また、既存のSaaS型文書管理システムには生成AIの柔軟な組み込みが難しく、既存システムと連携可能な形での導入が必要とされていました。
加えて、行政文書には独自の構造や語彙体系が存在し、個人情報保護や公文書管理法などへの配慮も求められるため、自治体固有の文書構造に対応した高精度なAI実装が不可欠でした。
技術概要とアーキテクチャ
本プロジェクトでは、AWSの最新サービスであるAmazon Bedrock Flowsを中心に、複数のAWSマネージドサービスと連携したフルマージドなアーキテクチャを構築しました。
文書構造解析、伺い文・件名の自動生成、ハイブリッド検索など、複数の生成系APIを個別に設計
Bedrock Prompt ManagementとKnowledge Baseを組み合わせたLLM活用基盤を整備
これにより、既存システムへの影響を最小限に抑えつつ、生成AIを活用した新たな文書作成支援ワークフローの追加が可能となりました。
技術詳細
行政文書特有の構造を高精度に解析
件名・本文・詳細・連絡先などを自動分類し、90%以上の精度で行政文書の構造化を実現元文書の形式を保持したまま加工
全角空白やエスケープシーケンスを保持しつつ、フォーマット崩れを防止GUIベースかつマネージドサービスの連携により開発コスト削減と保守性を両立
GUIを活用したフロー構築により開発コストを削減するとともに、そこで発生する保守メンテナンスにかかる工数をマネージドサービスをフル活用することで抑止実地調査に基づく要件精緻化
複数自治体(都道府県/市区町村)へのヒアリングを通じて、実際の業務運用に即した要件定義を実施
Polaris.AIの提供価値
本プロジェクトでは、技術開発と現場理解の両面から、以下のような価値を提供しました。
高速PDCAでのソリューション再構成
短期間でクライアントの課題を理解・構造化し、生成AI時代に最適化されたソリューションとして構築
現場起点での要件深化
当初の想定である「文書検索支援」にとどまらず、「文書作成支援」まで含む包括的なAI活用に発展
先進技術の迅速な導入
AWSの生成AI基盤であるBedrockサービス (Bedrock Flows, Prompt Management, Knowledge Base) をフル活用し、生成AIワークフローとRAGの融合を実現
Polaris.AIは今後も、行政・自治体業務における実務課題に寄り添いながら、現場で本当に使えるAIシステムの設計・実装を支援してまいります。
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